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“催眠療法”と聞くと、催眠状態に誘導されて暗示を入れてもらうことで、心の状態が変化していくものだと理解されている方が多いのです。
確かに明治時代から、そういったタイプの催眠療法は存在していました。
また、退行催眠と称して、過去の記憶をよみがえらせトラウマ探しをしたとしても、心の病が治らない、精神的苦痛が解消しないケースは多いのです。
そのような単純な療法? で、もし治る人がいるとすれば、それはトラウマの影響が軽い方だったと判断出来ます。
なぜでしょう。
その答えはヒトの“脳”機能にあるのです。
脳は、意識・理性の中心の場である前頭葉と情動(感情)・トラウマの場である辺縁系と呼ばれる脳の深い中心部分に分化して、意識・無意識を作り出しているのです。
ここ10数年、脳イメージング技術が発展する中で、フロイト以来の精神分析という内的世界と脳神経科学という外的世界が合流し、今や脳神経科学が、精神分析を超えたと言っても過言ではないレベルに到達して、神経科学・脳科学は精神機能の多くを解明して発展してきています。
